キノコと田舎遊び

日々のキノコ探索の記録として、その時々に見つけたキノコを記録していきます。

2025年6月21日 静岡県静岡市

 静岡木の子の会が静岡市里山で開催されたので、参加してきた。

 

アワタケ(広義)

 

栗の木の樹下に発生。前回の探索でイグチ類の発生が皆無でイグチの発生は期待出来なかったが早速本種を発見することが出来た。

 

 

別の固体。

 

不明アワタケ

 

姿はどことなくコウジタケに似ているが、おそらくアワタケの仲間だと思う。

 

ヒロヒダタケ

 

朽ちた切り株に発生。

 

コウジタケ

 

遊歩道に発生。最初は正体が何か分からず、アワタケの仲間かコウジタケがで議論したが、結論はコウジタケとなった。

 

クラガタノボリリュウorナガエノチャワンタケ?

 

当初自分はアシボソノボリリュウかと思っていたのだが、会長から「クラガタノボリリュウかナガエノチャワンタケだよ。」と教えていただいた。

 

アシボソニガイグチ

 

この里山に多く散生していた。

 

 

別の固体。開けた広葉樹の林に発生していた。

 

アイタケ

 

尾根に発生。この辺りに散生していた。当初はシロハツかと思っていたのだが傘を見るとヒビ割れており本種と判明。

 

どれも本種らしい藍色が抜けてしまっているのが残念。

 

 

2つ合わせて撮影。

 

 

この固体が一番藍色が残っていたが状態は悪かった。

 

テングツルタケ

 

アイタケの近くに発生。

 

ホウキタケの仲間

 

以前から気になっていた開けた林に発生。

 

クリイロイグチモドキ

 

本種も開けた林に発生。

 

発見当初はアシボソニガイグチだと思ったのだが、師匠からの助言もあり齧ってみることにしたのだが全く苦くない。

その反応を見て師匠も齧ってみることにしたようだがやはり苦くないようだ。

 

この齧ってみた固体は若干ヤマドリタケ系の味をしていたのだが、本来アシボソニガイグチは想像を絶するような苦味が襲うため、おかしい。

 

今度は外見から種を特定しようとしたのだが、思い当たる節がウツロイイグチとクリイロイグチしか無く、一番近かったのがクリイロイグチなのだが何か違う。

 

その後会長に聞いた所「クリイロイグチモドキだよ。」と教えていただいた。

 

ケガワタケ

 

朽ちた倒木に発生。本種は初めて遭遇だったため、何か分からなかったが会長が本種と教えていただき、珍しいキノコという事も聞いた。

 

おまけに状態が非常に良く、被写体としても良かった。

 

昼食後、有志だけで近くの里山へ移動。この山は乾燥が酷かったため、キノコはあまり期待出来なかったが下見として探索。

 

キイボカサタケ

 

色は抜けてしまっているがきれいな固体だった。

 

オオゴムタケ

 

倒木に発生。本種も乾燥の被害を受けカピカピになっていた。

 

ヤブニワタケorニワタケ

 

遊歩道に発生。竹林なのでヤブニワタケの可能性もあるが、木から発生しているのか竹から発生しているのかが分からず、2種のどちらかを判別することは出来なかった。

 

ノウタケ

 

遊歩道沿いに発生。誰かがパンを落としたような見た目をしている。

 

ホウキタケの仲間

 

何の種かまでは分からないが穂先が青色を帯びている。

 

ミドリニガイグチ

 

崖に発生していたためピントを合わせる事が困難だった。今更だがオートフォーカスで撮っておけば良かったと後悔。

 

キヒダタケ

 

岸壁沿いに発生。当初はニガイグチの仲間だろうと思ったのだが、管孔を見ようと覗いてみると裏面がヒダになっていて本種と確信した。

 

 

別の固体。こっちの方が状態が良かった。 

 

キュウバンタケ

 

竹の材に発生していた。珍しい竹の木材腐朽菌。

 

天気予報では晴れが続きキノコが全く見つからない事を恐れたが、今回の観察会は前回の下見とは打って変わり、テングタケ類が少なくイグチ類が多く見つかった。

キノコの種類もそれなりに見つかり大勢の目で探すことの大切さをまた一つ実感した。

 

また参加者とキノコ雑談もすることが出来き、更には天候も味方につき、この時期にしては涼しく汗もかかない程快適な探索となった。